Where Stories Intertwine — Agamachi, Niigata
どこで生まれ、何を選び、
何を諦めて、ここへ来たのか。
川を渡る船が
それぞれの荷を積んでいたように、
人もまた、物語を携えてやってくる。
完結していなくていい。
途中でいい。
まだ始まっていなくてもいい。
物語が、物語に触れるとき。
何かが、かさなりはじまる。
名前のある集まりも、
名前のないゆるいつながりも。
かさなるところに、予測できないものが宿る。
「当たり前」が、よそ者の目には輝く。そのズレが、火花になる。
通り過ぎるはずだった人が、残る。カウンターで始まる物語。
食卓で、ふつうに話す。それだけで、どちらの世界も少し広がる。
働きながら、温泉に入り、祭りに参加する。その重なりが「生きる」になる。
「やってみたい」と言ったら、「一緒に」と返ってきた。
仕事かもしれない。友人かもしれない。
移住の決断か、一冊の本か。
「ちょっと寄る」が、
いつのまにか「ただいま」になる。
体が緩むとき、
心も、言葉も、開いていく。
地域の大人と、
高校生が、ともに暮らす。